「福岡愛宕郵便局」領収書の販売記録なし
2007年3月に、保守系会派「みらい福岡」が政務調査費で購入した885,000円分の郵便切手が、実際には販売されていなかったのではないかという疑惑が浮上した。
写真1の領収書(写し)は「みらい福岡」が、2007年3月12日に購入した郵便切手代金について、市内西区の「福岡愛宕郵便局」が発行したもの。
【写真1】領収書(うつし) | 郵便日計簿 |
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民営化前、特定郵便局は「郵便日計簿」によって、販売した切手などの管理を行なっていたとされる。データ・マックス取材班は「福岡愛宕郵便局」の2006年度分「郵便日計簿」を独自に入手し、「みらい福岡」が政務調査費で購入した切手の領収書と照合・確認したところ、同年度内の9回の切手販売記録中、3月12日分の切手販売枚数が合致しなかった。
2006年度、「みらい福岡」が同局で購入した切手は、計9回、金額にして3,885,000円だった。
「みらい福岡」が同年度中に政調費で切手を購入した総合計は「福岡愛宕郵便局」分を含め10,060,000円にのぼっており、異常とも思える切手購入額に対し、昨年から疑問の声が上がっていた。
MAX市政ニュースでは、昨年、福岡市議会の政務調査費(以下、政調費)をめぐる疑惑について、数々の疑惑を報じた。事務所家賃への政調費の流用、多額の切手購入など、税金を使っての支出としては不適切極まりない実態をスクープしていたが、今回、領収書自体の信頼性が揺らいだことで、改めて波紋が広がりそうだ。
*この問題については、明日からの市政ニュース(メルマガ)で詳しく報じていく。
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