諫早干拓地 常識のない金子一族
金子県知事は娘さんを谷川衆議院議員の子息に嫁がせ、県北と県南で票田を固めた(島原半島は久間初代防衛大臣の選挙区である)。権力の集中が過ぎるためか、常識を忘れたのか、はたまた田舎の常識なのか知らないが、この夫婦がギロチンで問題となった諫早干拓地に入植しようとしたのであった。入植公募開始の1年前に会社を作り、開始と同時に応募し、36ヘクタールを見事ゲット。
ところが、善良な市民もいるもので、その通報により同件がマスコミで取り上げられ、公私混同とも思える行為にやっと待ったがかかった。そこで金子県知事の娘夫婦は、会社の代表取締役などの役員から外れたものの、それでもその会社は入植している。一連の経過の中で、谷川衆議院議員には「一市民である息子が代表となっている会社が入植して何故悪い」との、居直りともみられる発言もあったといわれる。公人である県知事と衆議院議員は権力を有するがゆえに、その家族も制約を受けるのは当然であろう。こうした常識が長崎の公人の間では通用しないようである。
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