業界や役人の気配りで命を永らえる
前回は、金子漁業グループ問題から外れたが、諫早干拓問題は金子知事および金子漁業の元代表の実父が、農林水産大臣時代に開発を決定した案件であった。
金子漁業グループの一つであるニュー長崎ホテルが長崎駅にある。同地には元々、税金が投入されて建てられた漁業組合の会館があったが、いつのまにか跡地を金子漁業が買い取り、バブル時代にホテルを建ててしまった。ところが、弟の県知事が一所懸命観光事業に力を入れても観光客は減るばかり。グラバー邸も閑古鳥が鳴くほど。同ホテル事業もうまく行かず、地下の食堂街は殆ど閉鎖された有様。
救いは県庁の役人さん達や業界の皆様(回復した三菱造船関係含む)で、(知事に)気を利かして会合・宴会などを率先して同ホテルで開催、観光不況のなか命脈を永らえてきた。県庁に近かった孫文ゆかりの長崎グランドホテルは役所の宴会も減少し、破綻してしまったが。
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