債券売買をめぐる疑惑

　親和銀行も不良債権処理では、いろいろな会社に迷惑をかけている。Ａ社を生き残らせるためにＢ社に債券を相場より高額で買い取らせたり（融資付、どこの銀行もしているが）、買い取らされた後に下駄を外された会社もある。

　親和銀行の不良債権処理の一環で不良債権先の不動産を融資付で買い取らせ、建物代も融資付き、建設会社まで親和銀行から押し付けられ、建設したものの、建設代金が福岡銀行グループに入った後に、建物が完成したら途端に建設代は出さないというとんでもないやり方を当然のごとく福岡銀行グループはしたのである。下駄を外された会社は、当然苦労している。

　また某会社には、当時の役員や幹部（後役員）が、不良債権先の不動産を高額で買い取らせるに当たり、署名と銀行印まで使って裏保証した案件もあるといわれ、今後このような案件が続々出てくる可能性もある。

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