8月8日、志多組が東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請当日の志多組東京支店は、慌しく緊迫した空気に包まれていた。入り口に張り紙などは無く、支店社員に状況を聞くと、民事再生法申請の経緯、債権者集会の会場などが記された4枚の書類を手渡された。それ以外については一切答えられないと言う。深々と頭を下げる社員に、東京の現場の状況について質問すると、少し強い口調で「お答えできません」との言葉を残し、その社員は事務所の奥に引き返していった。
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