こども病院人工島移転問題で、福岡市は、従来説明してきた敷地面積30,000m2に8,000m2を上乗せし、38,000m2としてうえで、自民党市議団などの了解を得、19日の定例会見で発表するとの見方が広がっている。
自民党市議団は18日に部屋会議を予定しており、当日の会議で市側の提案を報告、意見集約を図る模様とされる。
こども病院の人工島移転をめぐり、保守系会派と福岡市の間で30,000m2の原案を40,000m2に増やし、従来の「市立病院統合」方針に含みを持たせ決着を図るという「闇交渉」が行なわれていたことを報じてきた。いわゆる「4ヘクタール案」である。
その後、マックス市政ニュースでは、市が起債協議のため総務省提出用に業務委託して作成された「平成19年度福岡市アドバイザリー業務委託報告書・総務省協議の事前準備支援」の中に、将来のこども病院建替えを想定して、30,000m2の用地面積に対し、「8,000平方メートル程度の買い増しが必要」との記述があり、「4ヘクタール案」の根拠となる数字であることを指摘していた。
今回の情報通りにことが運べば、まさに「闇交渉」や総務省提出用資料に見られる「市民を欺く茶番」が証明されたことになる。
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