8月5日、福岡地裁に民事再生法の適用を申請した(株)丸美だが、同社が管理するマンションのうち、分譲マンションの管理物件の大半が、同社の社債や会員権を購入するなどして、積立金の残高が大幅に減少している。このことから、同社が管理するマンション管理を引き継いだ場合は、大きな火傷を負う可能性も高く、管理会社の中には敬遠する動きもある。
そのため、管理事業の売却で配当を考えていたようだが、それもうまくいかないようだ。ある管理会社は「例え引き継いだとしても、積立金がゼロではないにしろ、大きく減額している状況の管理組合と付き合っていくのは、大きな火薬庫を持っているようなもので、簡単にはいかない。必ずトラブルが生じるでしょう」と語るなど、丸美の持つ管理物件の魅力は低いようだ。
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