不便さ一目瞭然・・・鉄道・バス利用の所要時間データ判明
またしても市民無視で人工島事業に公金投入を図る吉田市政の実相が見える資料が判明した。人工島までの市内各地からの所要時間データである。多くの反対を無視し、人工島へのこども病院移転を正式表明した福岡市。公約違反も省みず、「はじめに人工島ありき」を貫く変節・吉田市政。データマックス取材班が入手した一連の業務委託報告書(福岡市発注)からは、人工島事業見直し作業とされてきた「検証・検討」自体が、とんだ茶番劇だったことが明らかとなっている。
起債協議のため総務省に提出する資料とされる報告書は、今年1月から3月にかけて作成されたものだが、決まっていないはずの移転先が、すでに人工島とされていた。国にはこども病院の移転先を「人工島」として説明してきたとしか考えられない。患者家族や市民は完全に市長に騙されていたということになる。
今回判明した業務委託報告書に添付された市内各地からの人工島までの所要時間データは何を物語るのか・・・。各地点からの鉄道、バスそれぞれの人工島までの所要時間は最低時間を無理やり張り付けたような、疑わしいものばかりである。それでも現こども病院までの時間との比較では大変な差があることが分かる。通院時間の大幅増加はもちろん、交通費がかさむ=家計を圧迫することが明らかということなのだ。
この施策のどこにも、「市民の視点」は感じられない。都市高速延伸も含め500億円から600億円ともいわれる事業費を垂れ流して作った病院が、実は「こどもの命」や市民に負担を強いるだけのものだとしたら、それは犯罪にも等しい。
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