福岡県が公表した、2008年1月~6月末日までの半年間に新たに報告されたHIV感染者・患者数は、感染者14名、患者7名の計21名だ。全国的にも患者・感染者数は増加しており、感染の広がりが心配されている。
エイズは、STD(性感染症)のひとつで、誰でも感染する可能性がある病気であり、他人事ではない。しかし、「コンドームを正しく使用する」等の知識をもって自らが行動することにより、感染を防ぐことができる病気だ。昨今では、病状を遅らせる新薬の開発も進んでいる。
現在、福岡県と福岡市、北九州市、大牟田市及び久留米市では、早期発見による早期治療と2次感染の防止のため、県内の各保健所等において、無料・匿名でエイズ相談及び抗体検査を実施している。県の保健所である、筑紫・田川・久留米の3保健所では迅速検査を実施しており、通常1週間かかる検査が、約1時間程度で結果が分かる。また、エイズ検査と同時に性感染症(性器クラミジア・梅毒)検査も実施している。不安を感じている方は、早めの相談及び検査をおすすめする。
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