(株）守谷組
業績回復なるか動向注目
(株)愛宕建設工業
早急な経営の立て直しが求められる
■マンションデベロッパー（広島）／（株）アーバンコーポレイション
民事再生手続開始決定 負債総額 2,558億3,200万円
代 表 ： 房園 博行
所在地 ： 広島市中区上八丁堀4-1
設 立 ： 1990年5月
資本金 ： 265億6,382万円
年 商 ： （08/3連結）2,436億8,500万円
弊誌７月28日号「SIC」にて既報の同社は、８月13日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、８月18日に再生手続の開始決定を受けた。申請代理人は藤原総一郎弁護士（森・濱田松本法律事務所、東京都千代田区丸の内1-6-5、電話：03-5223-7729）。監督委員は清水建夫弁護士（銀座通り法律事務所、東京都中央区銀座6-9-7、電話：03-5568-7601）。負債総額は2,558億3,200万円が見込まれる。
■総合建設（宮崎）／（株）志多組
【続報】債権者判明 負債総額 約278億円
代 表 ： 志多 宏彦
所在地 ： 宮崎市高千穂通1-4-30
福岡支店 ： 博多区博多駅前4-36-31
設 立 ： 1944年5月
資本金 ： 4億5,000万円
年 商 ： （07/6）378億6,792万円
弊誌８月11日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。負債総額は約278億円が見込まれる。
■東京レポート
アーバンコーポの倒産で荒稼ぎ 生き馬の目を抜くハゲタカ外資
負債総額2,558億円と今年最大級の倒産になった東証1部上場の不動産開発会社、アーバンコーポレイション（広島市、房園博行社長、以下アーバン）だが、外資系金融機関と裏契約を結んでいたことが明らかになり、株式市場で波紋を拡げている。この裏契約のために、アーバンの社債発行による資金調達額が実質的に3割に減ったためだ。社債を引き受けたのは仏金融大手BNPパリバ（以下BNP）。裏契約で荒稼ぎする外資と、その餌食になる一般投資家という構図が、ここでも繰り返された。
○300億円のCB発行
○調達できたのは92億円
○株価が下がるほど儲かる
■倒産を追う
消えた資産190億円の謎 経営者は説明責任を果たすべし
（株）丸美（2）
（株）丸美の債権者の全容が明らかになってきた。リゾートクラブ会員2,225名、社債購入者994名、敷金預かり者152名＋2,030名（賃料＋敷金など）、一般債権者70名と、金融機関やリース債権者および別除債権者（担保設定）を除いても、5,471名の債権者が全国で発生。社債購入者に対しては46億2,600万円の債権額、さらに、最大の被害となったリゾートクラブ会員に対しては70億円にものぼっている。焦げ付きの多くは、同社が管理するマンション住民に対するものであった。今回は、資産の動きを決算書で追い、いかに同社が杜撰であったのかを立証する。
○降って湧いた93億円
○ツジツマ合わせの決算書
○カネはどこへ消えた
■インタビュー
こう見る福岡空港「かさ上げ案」 航空技術進捗を睨んだ論議を
自由民主党福岡県議団会長 藏内 勇夫 氏
国土交通省が6月末に発表した、現福岡空港の増設新案がより現実味を帯びてきた。これに対し、「新設」派の劣勢を挽回する動きが活発化し始めている。福岡県政の重要な課題である福岡空港問題にどう対処していくのか。福岡県議会の最大会派・自民党県議団の会長であり、県議会最大のキーマンでもある藏内勇夫氏に話を聞いた。
○空港新設は理想論
○航空機の技術革新と空港
○今後の論議の行方は
■クローズアップ
増加傾向にあるも伸び率鈍化 最近の住宅ローン貸出事情
人生最大の負債とも言われている住宅ローン。各金融機関の企業向け貸出が伸び悩んでいるなか、この住宅ローンについては、利鞘確保の観点から各行とも積極スタンスで対応しているが、ここにきて審査が厳しくなっており、増加傾向にある残高に鈍化の兆しが見えている。住宅ローン残高推移、審査内容、今後の懸念材料など、その背景を探ってみた。
○鈍化する住宅ローン残高
○厳しい保証会社の審査
○今後の延滞増加が懸念材料
■ライバル比較論
日本のウォルマート目指す 違いは臆病経営と猪突猛進型
MrMax VS トライアルカンパニー
福岡を拠点に、ディスカウントストア（DS）の全国展開を進めるMrMaxとトライアルカンパニー。いまや、後発のトライアルが売上で追い抜き、差が一段と開きつつある。ともに日本のウォルマートを標榜するが、八方破れに近い猪突猛進のトライアルに対し、臆病なほどの慎重なMrMaxと戦略は対照的。果たして日本のウォルマートになれるのはどちらか。
○業界も驚いたカウボーイ買収
○DSでなくなったMrMax
○課題は低い利益
■神鳥巽のビジネス最前線
ワンマン経営者の居直り 「謀略銀行」の火種尽きず
テレビ東京の女性記者との不倫関係が暴露されたみずほコーポレート銀行の齋藤宏頭取は最近、自宅には帰らない。東京・大手町の同銀行本店内にベッドを持ち込み、なんと銀行内に寝泊りしているのだという。「いったい誰が俺の日程を漏らしているのか？」―。齋藤頭取はきっと猜疑心に包まれているのだろう。
○アサヒ幹部前で「お詫び」
○さらなるスキャンダルの可能性も
○「頭取として続投」
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