福岡市東区で子ども3人が犠牲となった悲惨な飲酒運転事故から、8月25日で2年を迎えた。市職員によって引き起こされた事件だっただけに、「福岡市にとって特別な意味を持つ日」と市長。今日から31日までは「飲酒運転撲滅週間」。献花や街頭キャンペーン、職員研修など、飲酒運転撲滅の機運を高める行事が目白押しとなっている。
今朝は千早駅やJR箱崎駅など各区で街頭キャンペーンなどが行なわれた。福岡市長は事故現場に出向いて献花。午後4時からは市主催で武藤岳夫・肥前精神医療センターアルコール病棟医長による飲酒運転撲滅講演会が市役所15階講堂である。午後6時からは市役所西側広場で約1000人を集めて飲酒運転撲滅大会が開かれる。課長級職員全員(621人)を対象にしたコンプライアンス推進研修も実施されており、飲酒運転撲滅の徹底を求めている。
本来、「飲酒運転をしない」ということは常識中の常識。それも法令によって仕事をしている公務員ならばなおのこと。啓発行事も大切だが、市の動きには予算が付きまとう。「飲むなら乗るな」「乗るなら飲むな」。一人ひとりが肝に銘じたい。
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