27日夕、ペシャワール会事務局(福岡市中央区大名)に入った情報などによると、26日にアフガニスタン東部で拉致された伊藤和也さん(31)は射殺されていた。
遺体はブディアライ村に搬送され、伊藤さんを知る同会の現地組織PMC(ペシャワール会医療サービス)の副院長が確認しため「間違いない」という。
福元満治事務局長らは記者会見し、「残念。悔しい。私たちがアフガンでやってきたことは放棄できない。彼の死を無駄にしてはならない」と語った。
伊藤さんは、母親に「アフガンの土になる」と語っていたという。埋葬についての話も出ており、事務局は「家族と相談してからではないと分からないが、一度日本で火葬し、許されるならば現地に分骨する可能性もある」と語った。
犯行グループ4人のうち2人は連行されたが、2人は逃走中らしい。