博多リバレインにある博多座の通りは、5年前から文化の香りが漂うストリートとして脚光を浴びてきた。東京の帝国劇場から帝国ホテル周辺にかけてが、まさしく日本一の『文化熟成通り』である。その『文化熟成通り』の足元に及ぶほど博多座ストリートが文化の香り漂う雰囲気を醸し出すようになったことの功労者は、博多座の前の社長・青柳氏であろう。同氏は福岡市に半世紀尽くした役人さん。博多座の社長になって、必死で文化人となるよう苦労をした。結果、会社の業績も黒字に転じた。その好環境が『文化熟成通り』を築いたようだ。ところが青柳氏が博多座の経営陣から外れて以降、急激に博多座ストリートが俗物化していたことを関係者は憂えている。
※記事へのご意見はこちら