(株)アルバコーポレーション
丸美倒産の影響は?
(株)大和
問われる競合激化への対応
■印刷(福岡)/慶和印刷(株)
受注不振 決済不調 負債総額 約4億円
代 表 : 前田 慶弥
所在地 : 福岡市博多区東那珂1-15-1
設 立 :1960年3月
資本金 : 480万円
年 商 :(07/2)約7億900万円
弊誌7月21日号「SIC」にて既報の同社は、8月25日に2回目の決済が不調となった。負債総額は、流動的ながら約4億円が見込まれる。
■書籍・雑誌小売(大分)/(株)明林堂書店
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 約147億7,900万円
代 表 :林 新太郎
所在地 : 大分県別府市山の手町15-15
設 立 : 1982年4月
資本金 : 47億4,474万円
年 商 :(07/9)163億9,901万円
8月22日、同社は大分地裁に民事再生法の適用を申請し、8月25日に保全命令を受けた。申請代理人は吉田祐治弁護士(吉田祐治法律事務所、大分市中島西町1-4-18、電話:097-536-3602)、監督委員は安東正美弁護士(安東正美法律事務所、大分市荷揚町9-11、電話:097-537-4717)。負債総額は約147億7,900万円が見込まれる。
■建築工事(熊本)/酒井建設工業(株)
受注不振 民事再生法適用申請 負債総額 6億1,803万円
代 表 :片桐 英彰
所在地 : 熊本市小峰3-2-53
設 立 : 1954年1月
資本金 : 4億5,000万円
年 商 : (07/9)30億1,541万円
弊誌8月11日号「SIC」にて既報の同社は、8月26日、熊本地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。申請代理人は由井照二弁護士、林誠弁護士(由井法律事務所、熊本市黒髪3-12-4、電話:096-343-0585)。負債総額は6億1,803万円が見込まれる。また、関連会社の(株)熊本土木とアーツ&クラフツ(株)も、同日民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債総額は、熊本土木が4,808万円、アーツ&クラフツが2億4,880万円が見込まれる。
■「官製不況に打ち克つ」
民間活力で政治を変える 今こそ一致団結のとき
8月26日、ホテルニューオータニ博多で、弊社主催のシンポジウム『官製不況に打ち克つ~建設・不動産業界の「せんたく」すべき道とは~』が開催された。シンポジウムには約700人が参加。建設・不動産業界の13団体が協賛し、協賛団体からも多くの方が出席した。
○前佐賀市長 木下 敏之 氏
○首都大学東京戦略研究センター教授 青木 茂 氏
○早稲田大学大学院公共経営研究科教授 北川 正恭 氏
■ズームアップ
オリックスとセゾンの行方 ノンバンク独自の統合はあるか
8月5日、一部報道において、オリックスとクレディセゾンが経営統合交渉を進めているとの報道がなされた。両社は同日付けで、報道に関して決定された事実は無いとのコメントを発表した。8月14日のオリックスの決算会見で、浦田晴之副社長は「交渉自体なにも無い」と語っている。両社ともに上場企業であり、不確定事項で投資家をミスリードすることはできないため、当然の対応とも言えるが、はたして両社の経営統合はあるのか。
○総資産11兆5,000億円の総合ノンバンク誕生
○みずほFGは統合を是とするか
○再々編劇の始まり?
■流通大競争時代
久留米井筒屋、来年2月閉鎖へ 積年の懸案を処理
(株)井筒屋は来年2月、子会社の久留米井筒屋が運営する久留米店を閉鎖する。郊外型商業施設との競争や中心市街地の衰退で売上が長期低迷し、赤字が累積、営業継続を断念した。同社は昨年3月末、博多井筒屋から撤退しており、これで業績の足を引っ張ってきた赤字店舗の処理にめどをつける。今後は4月営業継承したコレット井筒屋と今秋開業の山口井筒屋を軌道に乗せられるかどうかが焦点となる。
○債務超過で投資できず
○赤字子会社のめどつける
○コレット、山口に注力へ
■KOREAN-TREND 024
「成熟」を感じさせた五輪熱 「対日勝利」の興奮は変わらず
北京五輪と韓国
24日に閉幕した北京五輪で、韓国は金メダル13、銀メダル10、銅メダル8個を獲得した。日本の9、6、10個を上回り、なかなかの好成績である。金メダル13個は、過去最多の記録だ。しかし、筆者にとってもっと興味深かったのは、「♪テーハンミングク、ちゃちゃっちゃ」の熱狂声援が、あまり目立たなかったことだ。中国民衆の「加油(チャーヨ)!」声援に、韓国人も辟易したのだろうか。ソウル五輪(1988年)の熱狂から20年。韓国の五輪フィーバーは、いささか「成熟」を感じさせるようになった。
○サッカーに興奮せず
○「興奮しない日本」
○達成感に転機?
■東京レポート
MBOを隠れ蓑にした錬金術 すかいらーくとレックス
マネーゲーム化したMBO(下)
すかいらーく(外食)、ワールド(衣料品)、レックス・ホールディングス(外食)、キューサイ(青汁メーカー)・・・。上場企業のMBO(経営陣が参加する自社買収)実施は、株式非公開化を意味する。英語で言えばゴーイング・プライベート。経営陣と投資ファンドが手を携えて、上場企業をプライベート・カンパニーに変える手法だ。外食大手のすかいらーく(武蔵野市)は、投資ファンドと創業家が対立し、創業一族の横川竟(きわむ)社長が8月12日の臨時株主総会で解任された。日本で最大級のMBOは、どこでつまずいたのか。
○520億円を手にした創業一族
○究極のインサイダー疑惑
○次なる対立はレックス
■特別寄稿
カンボジア正月の悲喜交々 心を打たれた人生模様
カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)代表 大谷 賢二 氏
渡邉雄太は、九州大学大学院博士課程に進学のため05年12月に帰国した。その後任として現地駐在員となったのは、井上さやか(23)である。井上は、福岡市の中村学園大学を06年3月に卒業するため4月からの着任となり、その空白期間を埋めるため古川純平が再び駐在した。古川は06年2月のCMC第10次スタディツアーの受け入れ準備を着実に行ない、スタディツアー始まって以来初の参加学生たちのモンドルバイ村でのホームステイを可能にした。
○カンボジアのお正月
○地雷被害者とエイズ患者
○浮かび上がる違う世界
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