ある上場企業A社幹部が自社の将来に見切りをつけて、同業有力企業に転職を図った。人を介して打診があったが、相談を受けた企業のトップは名前も聞かずに断ったという。「A社の社長に筋が通らないし、なにより事業環境が厳しいからと言って逃げ出すような幹部はいずれ同じ事をする。幹部であればたとえ会社が沈没しょうとも骨をうずめて苦難を共にした方が後に評価されるのに。」上場するほどの企業ならば、打つ手はいくらでもあるということだろう。一般社員ならまだしも、幹部社員の役割は逃げを打つことではないということか。
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