原料高で値上げに踏み切る大手食品メーカーと消費低迷に直面する小売店との板ばさみで、食品卸の収益環境が厳しさを増している。コストを充分転嫁できないようだと、収益悪化は避けられない。
一方で、大手スーパーで一段落した流通再編は地方食品スーパー(SM)へ舞台を移しつつある。再編の動向によっては、地場スーパーと結びついてきた地域卸の経営を左右しかねない。そうなると、収益の悪化した卸は再編の対象になる恐れが強い。板ばさみにあえぐ食品卸の業績からこの業界を読む。【業界を読む/食品卸業界】は明日(9月13日)配信!
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