西鉄ストアとスピナが来年3月合併するが、これに伴って物流も、昨年末西鉄ストアが篠栗町に開設した物流センターに統合される見通しだ。スピナは現在、三井食品に物流を委託しており、北九州市小倉北区西港にある三井食品の物流施設から店舗に配送している。これが、ドライ、チルドとも篠栗に移管する。
篠栗物流センターは1,000億円まで対応でき、当初からスピナの物流が加わることを想定していたもようだ。合併で帳合問屋の見直しが行われるのは必至。西鉄ストアは現在、グローサリーは明治屋商事と菱食、スピナは三井食品がメーンで菱食が準メーン。今後、これらの主力問屋に昨年から西鉄ストアの物流を受託しているヤマエ久野が加わる。ヤマエはスピナと酒類で取引があるが、それ以外は皆無に近い。合併後はドライ、チルド、酒類の各分野で同社の比率が高まると見られる。物流を握る卸は強い。
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