三越伊勢丹ホールディングスが、不採算店舗の鹿児島三越などを来年5月6日までに閉鎖することが決定した。ほかに池袋、武蔵村山、名取(宮城)と小型売店の鎌倉、盛岡の合計6店舗を閉鎖する。4月に経営統合を行なって以降、初のリストラとなる。
旧・伊勢丹は昨年末には小倉撤退を決め、経営統合前に決着をつけていた。決断の早さには定評がある。経営統合により旧三越店を中心に店舗重複エリアや不採算店の撤退を進めることは必至である。
そうした中で、福岡三越の処遇について、いかなる決断を下すのか注目される。開店後10年を経過しても中々浮上のきっかけをつかめない中で、統合効果を生み出すには連携強化=伊勢丹化、もしくは撤退してリストラしかないと見られる。早晩結論は見えてきそうだ。
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