東証1部上場の不動産会社であるパシフィックホールディングスは、大和証券グループ本社との間で資本参加交渉を進めてきたが、目途としていた9月30日までに最終合意に至らなかった。
両社は大和証券グループ本社がパシフィック社に資本参加する基本合意書を08年7月11日に締結。パシフィック社が大和証券グループ本社に優先交渉権を付与して協議を進めてきた。
大和証券グループ本社は協議継続の方針だが、外部環境の好転、金融機関からの積極的なサポート又は他の投資家によるパシフィック社へのエクイティ出資など、同社の投資リスクが軽減されることを前提としており、そのハードルは高い。
パシフィック社の今後の動向に注目が集まっている状況だ。
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