来春に予定されている柳川市長選に金子健次氏(60)が立候補を表明した。
10月1日午後から柳川市役所で記者会見が開かれ、前柳川市議会事務局長の金子健次氏が出馬を表明した。現職の石田宝蔵市長は今のところ出馬の意思を明らかにしていないが、4月に予定されている柳川市長選は両氏による一騎打ちの公算が大となった。
金子氏は記者会見で、柳川市、大和町、三橋町が合併して新柳川市が誕生して以来、ピアス社跡地問題などで市政が混乱し、明日に向かっての前向きな議論がなく、執行部と議会の対立するなど市民不在の状況が続いており、これを正すために立候補を決意した、と語った。
金子氏は主要施策として、子育て・福祉の町づくりや農業・漁業・商工業の振興など6つを掲げ、特に「先人の知恵と柳川のよき財産を活かしながら、若者が希望を語れる町づくり」をめざす、と抱負を述べた。
また、しがらみのない選挙をするために、特定の政党からの支援は求めず、無所属で立候補。広く市民に支援を求める草の根の選挙、公正で金のかからない選挙をめざすと決意を述べた。
詳細なマニフェストは年明けに発表する予定である。
金子氏は大学を卒業後、旧三橋町に入り、総務や議会事務局、福祉畑を長く経験し、今年3月議会事務局長を最後に退職。
穏やかな人柄と誠実さが持ち味の金子氏が、現職で「選挙上手」の石田氏に挑戦する。
地元では、衆院福岡7区とともに注目される選挙となる。
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