福岡市中央区のこども病院が人工島に移転されることについて、その是非を市民に問う住民投票を実施したいと署名を集めていた患者家族らのグループは、独自の集計で、住民投票条例の直接請求に必要な約2万3,000の署名を超えたことを確認した。
署名は、「福岡市立こども病院人工島移転の是非を問う住民投票を実現させる会」が8月28日に開始、9月28日までの1カ月間、岩田屋前などの街頭で署名集めを行なった。
署名簿は集計し、3日に各区役所に提出する。代表の佐野寿子さんらは、2日午前4時ごろまで署名簿の集計作業に追われた。「市長や市議会議員の方々には、市民の本当の声を、重く、重く受け止めてほしい」。
「聞きたかけん」の吉田宏市長に、「市民に聞きたい」という患者家族らの願いは届くか。
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