日本共産党は次期衆院選で、福岡3区でも候補者を擁立することになった。これで福岡市内の福岡1、2、3区はすべて自民、民主、共産の三つどもえの選挙戦となる。自民党現職の不人気、こども病院の人工島移転問題などへの住民感情から、批判票の受け皿になるとみたようだ。
共産党が擁立するのは党3区福祉対策委員長の川原康裕氏(27)。同区は、事務所費問題や農水大臣辞任でバッシングの嵐を受けている自民党現職の太田誠一氏と、民主党前職の藤田一枝氏が立候補を予定している。
共産党は、昨夏の参院選比例代表の得票率8%以上を擁立基準としているが、これはあくまで原則で、地域ごとに協議して擁立することもあるという。
今回、この時期に擁立を決めた背景には、太田氏の不人気に加え、民主党が推した市長や市議がこども病院の人工島移転を推進したこともあり、比例票の上積みにもなるとみて、徹底抗戦に転じたようだ。
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