10月1日、若築建設(株)は業績を下方修正した。2009年3月期(連結)は、売上高が当初予想の900億円より30億円減の870億円、営業利益は2億円減の10億円、経常利益は4億円減の1億円、当期純利益は51億円減の△65億円となった。なお単体では、売上高860億円から843億円に、営業利益は11億円から8億5,000万円に、経常利益は5億円から2億8,000万円に、当期純利益は△14億円から△64億円にそれぞれ修正。
これにともない、中期経営計画(単体、2008~10年度)で臨海部を中心とした土木事業に経営資源を集中し、マンション事業からの撤退を表明した。97年3月期には約1,873億円の売上高だったが、07年3月期には約793億円にまで減少し、約115億円の最終赤字を計上。また、7月18日に破綻した(株)ゼファーに対して18億円の焦げ付きが発生、動向が注目されていた。
なお、福岡県下のマンションでは、サンパーク紅梅、パーク・サンリヤン博多の森、ディメンション赤間駅前などを手掛けていた。
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