福岡市の吉田宏市長は2日、平成21年度に向けた市政取組方針を発表した。その中の重点課題で、ホームレスの自立支援センターを設置する計画があることを明らかにした。
ホームレスは全国的には減少傾向だが、福岡市内では増加しているという。自立支援支援センターを建設する場所については「デリケートな問題」として明らかにされなかったが、ホームレスの社会復帰の機会を増やすため、施設を新たにつくる計画のようだ。
市政取組方針では、10項目の重点課題を挙げた。重点課題は、予算配分の強化を意味する。10項目は次の通り。
(1)乳幼児期における子育て不安の解消・虐待防止に向けた施策の強化
(2)不登校・ひきこもり対策の強化
(3)コミュニティ活動の活性化と元気高齢者施策の充実
(4)ホームレス自立支援の充実
(5)地球温暖化対策の推進
(6)緑あふれる美しい都市づくり
(7)人材育成・集積の強化と「大学のまち福岡」の魅力向上
(8)集客力の向上とコンベンション誘致の強化
(9)海と陸の玄関口の整備推進と韓国をはじめとしたアジアとの連携強化
(10)景気後退や原材料等価格高騰への対応
※記事へのご意見はこちら