ヤマエ久野(株)は4月1日付けで食品部の商品開発部門を独立させ「エコーフーズ(株)」を設立、自社開発商品約60アイテムの販売を始めた。あごだしつゆ、びわ茶、ゆずこしょうなど九州の食材を使った商品を全国に売り込んでいく。
新会社は資本金2,000万円でヤマエ久野の全額出資で設立。社長には網田日出人常務食品担当が就任した。従来から販売していたオリジナル商品約30品目に、新会社発足後開発した約30品目を加え「エコーフーズ」ブランドで販売を始めた。
商品は九州の食材を使用し、特徴を打ち出す。具体的には熊本県産の大麦若葉を使った「バランス青汁」や、佐賀県産有明のり100%の「潮の響き(卓上味付け海苔)」、鹿児島大学が地元農家と共同開発し、健康に良いとされる「びわ茶」など。近く、熊本県菊池市と組んで開発した黒米、赤米、緑米などの古代米を雑穀米として売り出す。「九州の隠れた農産物を発掘し全国にPRする」(網田社長)と意気込みを話す。
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