福岡市が10月2日に記者発表した「平成21年度に向けた市政取り組み方針」の重点課題(2日既報)について、異論の声が上がっている。10項目に及ぶ「重点課題」の中で、3番目に挙げられた「コミュニティ活動の活性化と元気高齢者施策の充実」についてである。
市内南区のあるお年寄りは「元気高齢者とは何か、なぜ役所は高齢者を『区分』したがるのか!』と怒りをあらわにする。他からも「元気高齢者」なる、わけのわからない言葉に対し、「元気でなければ悪なのか」などと反発や戸惑いの声が続いた。
福岡市総務企画局の担当課に聞いたところ、「元気高齢者」について明快な区別をしているわけではなく、社会参加を通じて生きがいを感じていただき、健康づくりにも役立つような施策を展開するのだという。
反発の声が上がっていることには、「言葉を選ばないと難しいとは考えています。少し間違えたかもしれませんね」と素直に応じていただいた。
「後期高齢者」の言葉でお年寄りの反発を買い、政権の座を失いかねない自民党だが、吉田宏福岡市長には言葉を選ぶセンスやお年寄りの気持ちを斟酌する姿勢はなかったらしい。
※記事へのご意見はこちら