「波形手すりのクネット」
波形手すり・クネットは、水平部と垂直部が繰り返すように上下に波打ち、水平に近い部分は「杖」のように体をしっかりと支え、垂直に近い部分は「取っ手」のように引きつけて階段の上り下りをサポートする。従来のまっすぐな手すりは、握るときの手首の角度が不自然になるため、力が入りづらく滑りやすいが、クネットを使用すると、手首の角度が自然で握りやすく滑らないため、ヒザへの負担が激減するという研究データも出ている。
坂の町・長崎県佐世保市で生まれたクネットは、日本国内・米・カナダ・欧州20カ国(計23カ国)の特許を取得、現在、日本国内で公共施設や病院、寺院、マンション、個人住宅など約3万7,000箇所の設置事例を持つ、今注目のユニバーサルデザイン商品である。
2006年に国土交通省から公布されたバリアフリー新法のガイドラインでは、2段手すり(高さを違えた上下2本の手すり)の設置が義務づけられていた場所でも、事実上クネット1本で容認。関東・関西の電鉄を中心に、京王電鉄、東京メトロ、東急電鉄、南海電鉄、阪神電鉄、JR九州などで採用が相次いでいる。
「コロンブスの卵」的な発想から生まれた波形手すり・クネット。手すりの標準品として今後全世界へ広がっていく、注目の商品だ。
お問い合わせ
(株)クネット・ジャパン
092-714-1435(福岡支社)
www.qunetto-japan.jp
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