若築建設の動向を取材した。同社福岡支店の幹部は「まだまだ我が社には簿価の絶対額の低い不動産が沢山あります。懐が深いですよ」と余裕をみせる。確かに東京においてはデベロッパーに焦げ付いた。だから東京地区では不動産業者との取引をストップした。全国的には本業の港湾土木に特化する。しかし、地元の北九州・福岡・長崎では開発案件が多数あり、また前述した含み不動産もかなり保有している。「人的ネットワークのある北部九州では多種多様の開発も行ないます。心配されるほどのことはありません。まだ我が社には底力が残っています」と愛社精神溢れる力強いコメントをしてくれた。
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