こども病院人工島移転案の市民説明会(3日、市役所)を機に、インチキ市政への批判の声が大きくなっている。
3日、市役所で開催された説明会は、200人余りの出席者の内130人前後が市役所職員だったという。現役の市職員に聞いたところ、「市民説明会で(出席者の)半分以上が市職員だったなどというのは、奉職以来はじめて聞いた。市長もお困りなんでしょうね」。
市OBからも「堕ちるところまで堕ちたなぁ」と辛らつな批判が飛び出した。
また、事前に出席を希望する市民の氏名や住所等を申告させ、入場整理券(参照)を郵送していたことに対しても、「検閲だ」とする声や、「匿名を望む市民の心理をついた、事実上の出席調整」と断じる意見が寄せられた。
すでに明らかとなっている人工島事業「検証・検討」の虚構、こども病院・現地建て替え費用の43億円余りに及ぶ大幅水増し、決まっていないはずの移転用地が総務省には「人工島、3.5ha」の書類。すべてが「はじめに人工島ありき」を死守するためのインチキの連鎖である。とどめが3日の市民説明会での「サクラ作戦」だったということらしい。
子どもの託児を断り、事前検閲もして市民を遠ざけ、しかし席が埋まらないと講演の講師に申し訳ないと思ったのか、ついに禁じ手である「職員動員」。市側、つまり吉田市長にとって都合のよい意見を述べたのが、市長の高校の同窓生だったというオマケまでつけば何も言うことはあるまい。インチキ、張りぼて、欺瞞、虚構、いくらでも当てはまる言葉が浮かんでくる。この市役所こそ「どげんかせんといかん」のである。
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