金融機関の2008年10月1日現在における債務格付けの状況を同年4月1日時点と比較すると、「格上げ」となった10件に対し、「格下げ」は21件(長期債務格付けの変更を含む。)と倍以上の件数に上った。
近年、金融機関の債務格付けは、国内景気回復を背景に「格上げ」件数が「格下げ」を上回る状況が続いていたが、変化が出始めたようである。
因みに、地元金融機関では、日本格付研究所(JCR)が西日本シティ銀行をA-からAへ格上げている。
なお、生損保では、親会社の信用力の低下によりAⅠGグループ傘下の5社が格下げされている。
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