福岡県議会9月定例会本会議の最終日の9日、麻生知事は約2億7,600万円の追加補正予算案を県議会に提出し、可決・成立した。
本会議の冒頭で麻生知事は、行橋土木事務所の元課長が収賄の疑いで逮捕されたことについて触れ、「県民におわびする。事実関係を調査し厳正に処分を行なう。再発防止、県民の信頼を回復するために努力する」と謝罪した。
続いて追加補正予算の趣旨説明が行なわれた。それによると、米国に端を発する世界的な金融システムの大混乱により、世界経済の減速と、農林水産業者はさらに需要の減少に直面する恐れが生じてきた。このために農林水産経営の安定を図るとともに、低コスト生産体制への緊急対策を講じる、と追加提案の理由を述べた。
追加の内容は、
1、農家などへの経営資金の融資枠の拡大や利子補助費 2、農業や畜産業の施設や機器に最新の省エネ技術導入への助成 3、効率的な施肥技術の導入(肥料コスト削減対策)農業改良普及センターが農家を指導する事業―の新規事業などとなっている。
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