九大・六本松、最初から除外の事実
こども病院移転用地として候補にあがっていた九大・六本松跡地について、福岡市は、こども病院移転用地を人工島に正式決定する今年7月28日以前に、九大側に同跡地の買取りを断っていたことが、データ・マックス取材班が福岡市に情報公開請求して入手した文書から明らかとなった。
こども病院移転をめぐり、またしても市民をだましていた。
問題の文書は、九大・六本松キャンパス跡地について、九大側が福岡市に買い取りの意思を確認したことに対する回答書。福岡市住宅都市局長名で九大の事務局長にあてに出されていた。(資料参照)
市側の説明によると、実際に福岡市が九大側に土地の買い取りができない旨を伝えたのは、昨年中のことだったとの話もあり、確認中である。いずれにしても市の正式決定前に、こども病院移転用地のひとつである九大・六本松キャンパス跡地の買い取りを、正式に断っていたことに間違いはなく、整合性を欠く吉田市政の在り方に、批判が強まりそうだ。
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