福岡市東区の男性は、丸美から親子でリゾート券を購入した。リゾート券のほか、私募債も購入しており、債権は約1,400万円にも上る。「できることなら取り返したいが、歳で動き回ることもできないので、どうしようもないです。先日も債権額の確定ということで裁判所に書類を提出してきました。しかしやはり悔しいですね、信じていたのに…」。
リゾート券債権者に話を伺うと、「信用していたのに裏切られた」という話をよく聞く。ある債権者は、丸美のマンション管理の対応の良さを信用し、リゾート券を購入したという。
丸美のマンション管理の対応は、マンション住民にとって1口200万円の信用に足るほどクオリティーが高かったいうことである。だが住民にとっては、信用していた分「裏切られた」という落胆は大きなものとなる。
また、この男性は、昨年の12月の末に、知人から「丸美の経営は危ない」との話を聞いており、その際に400万円分解約したという。「今思えば、あの時可能な限り解約しておけばよかったですね」。一度解約しているだけに、考えれば考えるほどその悔しさはつのる。
男性は自嘲気味に話をするが、ぶつけようのない怒りに打ち震えていることは言うまでもない。
(つづく)
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