マルチ商法業界から資金提供を受け、業界を擁護する国会質問をしたことが朝日新聞などで報じられている民主党の前田雄吉議員は14日、自身のホームページで釈明した。資金は業者に返還するとしている。
前田議員は、代表を務める二つの政治団体が、04~07年に多数のマルチ商法業者らから少なくとも1,156万円の講演料と献金を受け取っていた。業界が資金提供した4年間、前田議員は毎年、業界を擁護する国会質問を行なっており、朝日新聞は「業界との密着ぶりが浮かび上がった」と指摘している。
前田議員はホームページ上で、「全マルチ業者を肯定しているわけではありません」と弁明し、「今回の報道には正確に表れていない」と新聞報道を批判。「今回の報道で業務停止を知り道義的に全額返金させていただきます」などとしている。
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