[カンパニーインフォメーション]
株式会社小笠原
代表:小笠原正行
所在地:福岡市博多区博多駅南6-12-25第2小笠原ビル
創業:昭和21年7月
資本金:2000万円
グループ年商:50億円(07/4)
関連会社:(有)小笠原商店
水まわりの施工やオリジナル商品の開発・製造販売を手がける(株)小笠原は10月8日、同社が独自開発した浴槽付シャワーユニット「コンフォートバス(BOE-1114)」がグッドデザイン審査委員会(運営:(財)日本産業デザイン振興会)選定の2008年度グッドデザイン賞(商品デザイン部門)を受賞した、と発表した。
同社はINAXをはじめ大手住宅設備メーカーの施工付き販売を事業の主力とするが、大手メーカーが進出しないニッチ分野でクライアントニーズに応える商品を提供していこうと5、6年前からオリジナル商品の開発に着手。これまで「腰掛付シャワーユニット」や「腰掛付ミストシャワーサウナユニット」、「コンフォートシャワー」といったシャワーユニットを商品化してきた。
今回の受賞商品もそうしたシャワーユニットのひとつで、20年前後の築年数が経って入居率の下がったワンルーム・マンションの狭い浴室のリニューアルをはじめ、瀟洒なデザイナーズ・マンションやレディス用マンション、ビジネスホテルへの新設、高級戸建て住宅や二世帯住宅での浴室増設などをターゲットに開発。販売価格は504,000円(税込)。
商品の特徴として挙げられるのが、シャワーユニットに浴槽を取り入れることでシャワーを浴びるだけでなく、入浴もできるようになっていること。しかも、腰掛けてラクな姿勢でシャワーを浴びることができるように浴槽内に段差を設けているほか、内寸1100mm×1400mmの限られたスペースにも関わらず、曲線を有効的に活用することで足を伸ばしてゆったりとお湯に浸かることができる浴槽サイズを実現。グッドデザイン審査委員会から「限られたスペースでも工夫やアイデアを凝らすことで、そこならではの価値や魅力が生まれる。その印象を受けた商品」と高い評価を受けたことが、今回の受賞につながった。
同社の田中淳専務取締役は「これまでユニットバス分野でグッドデザイン賞を受賞したのは大手メーカーの商品ばかり。そのような栄えある賞を地方の中小企業である当社が受賞できたことに喜びを感じています。今回の受賞を今後の商品開発の励みにしていきたと思います」と語っている。
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