日神不動産(上場)や章栄不動産(本社、広島市)の手形が出回っている。
ことの真相は、本年7月30日約179億円の負債を抱え3度目の会社更生法を申請、破綻した建設会社が、建築代金の受取手形を、ノンバンクで割引換金すべく奔走しているからである。
両社ともに、振り出した手形総額は5億円前後とされ、割り引きしようにもノンバンクも資金的に限度がある。必然的に複数のノンバンクに持ち込んでいるようである。
手形が割り引けなければ建設会社は資金繰りにも窮しよう。ちなみに同社のスポンサーはまだ決定していない。
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