有明佐賀空港活性化推進協議会は11月1日より、佐賀空港(愛称:有明佐賀空港)と大牟田市を直接、安価に結ぶ乗合タクシー「有明佐賀空港リムジンタクシー」の試験運行を開始する。
佐賀空港の東京路線が11月1日から、それまでの1日3往復から4往復に増便となるのに合わせ、同空港の利便性向上と利用促進を図るのが大きな狙い。同空港と佐賀・福岡両県内の各地を結ぶリムジンタクシーはすでに7路線あり、福岡県内では柳川市ならびに大川市を結ぶ路線に次ぐ開設となる。
乗降場所は大牟田郵便局前と西鉄新栄町の大牟田市内2カ所で、運賃は大人(12歳以上)が1500円、子供(12歳未満)が750円。佐賀空港発着の東京・大阪の全12便に対応する形で運行させ、出発便は航空機出発の約40分前に同空港に到着し、到着便は航空機到着の約15分後に同空港を出発する。
リムジンタクシーは地元タクシー会社3社が共同運行し、今年11月から来年2月までが「こだまタクシー」(予約先0944-53-3133)、来年3月から同6月までが「安全タクシー」(予約先0944-52-1177)、同7月から同10月までが「初島タクシー」(予約先0944-54-8181)と、時期によって運行会社が変わる。同タクシーの利用希望者は前日17時(一部の到着便は当日の到着予定時刻の3時間前)までの予約が必要。1人でも予約があれば運行するが、予約がない場合は運行しない。同協議会では1年間の試験運行を経て本運行への移行を検討するとしている。
今回の試験運行にあたり、同協議会は「11月1日からの東京路線の1往復便の増便ならびにリムジンタクシーの運行エリア拡大で佐賀空港の利便性が高まりました。これを機に、福岡県南エリアからの搭乗者の拡大にも大いに期待したい」と話している。
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