グリコは、第2四半期の大幅な業績修正を行ったが、牽引しているのは、ヤクルト方式の訪問販売であろう。今やヤクルトレディは事務所に殆ど現れず、代わってグリコのお姉さんが頑張っている。富山の置き薬ならぬ「お菓子ボックス」を企業などに置かせてもらい、お姉さんが週に1回、現金回収とお菓子の補充を行っている。これが好調で本年から、これまでの「お菓子ボックス」のほかジュース・アイスクリームまで販売できるように冷蔵庫(グリコ提供)の設置も進めている。これもまた売れ行き好調だという。
ヤクルトを築き上げたのは、レディパワーであったが、グリコはヤクルトと富山の薬売り両方の販売手法を取り入れており、今後ともこの販売方式を地方都市に広げていくという。直接販売であることから利益率も良く、業績も好調に推移するものとみられる。
第2四半期(9月まで)の修正予想
売上高157,351百万円、営業利益 5,879百万円、 経常利益6,119百万円
当初予想は、売上高155,000百万円、 営業利益4,400百万円、経常利益 4,400百万円であった。
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