刺されると、死に至ることも多いスズメバチによる被害が、福岡県内で相次いでいる。スズメバチは都市部に生息するケースも多く、北九州市を例にとると、本年度の巣の駆除相談件数は、9月末現在で801件。前年の相談総数より、既に50件以上増えている。
害虫駆除の依頼を受け付けている福岡ペストコントロール協同組合も、10月15日現在で、前年度を上回る271件の依頼に対応。福岡市消防局が救急搬送したハチに刺された被害者の数も、昨年の年間総数と同じ16に達している。
専門家は、「今年は梅雨が短く、7月が猛暑であったため、スズメバチの巣が増えている可能性が高いうえ、10月はハチの産卵期なので、いつもより攻撃的になっている」と指摘。注意を呼びかけている。
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