24日、急激な円高はロンドン市場で1ドル90円台、世界の主要通貨との比較でもすべてが円高基調で推移している。円は今や「世界一強い通貨」である。日本経済の牽引役だった自動車や半導体といった輸出関連企業の業績を直撃、つられた株価があっさりと7,000円台に突入、バブル崩壊後の最安値7,603円に迫る。円高、株安の悪循環に麻生政権も打つ手なしの状態。かつてない経済危機に、政治が応えるすべを失っている。解散・総選挙はますます遠のく。もちろん、現政権に求められているのは、小沢民主党との戦争ではなく、経済危機を乗り切る戦略を練り、先手を打つ政策の実施であることは明らかである。
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