(株)SFCG
トラブルから風評飛び交う
エネサーブ(株)
問われるコンプライアンス
■土木工事(福岡)/中川土木(株)
採算割れ 事業停止 負債総額 約6,800万円
代 表 : 中村 直
所在地 : 福岡県田川郡添田町添田2139‐1
設 立 : 1972年4月
資本金 : 2,000万円
年 商 : (08/5)1億1,452万円
再度の決済不調に陥った同社は、10月3日までに事業を停止した。負債総額は約6,800万円が見込まれる。
■港湾土木工事(北九州)/西浦建設(株)
【続報】債権者判明 負債総額 2億5,899万円
代 表 : 西浦 昭宏
所在地 : 北九州市門司区松原2‐4‐15
設 立 : 1971年12月
資本金 : 2,000万円
年 商 : (07/12) 2億3,360万円
弊誌8月18日号「モルグ」にて既報の同社は、9月19日に福岡地裁小倉支部に破産手続開始を申請した。負債総額は2億5,899万円が見込まれる。
■薬品開発ベンチャー(長崎)/バイオラボ(株)
採算割れ 破産手続開始申請 負債総額 約9億5,000万円
代 表 : 久木野 憲司
所在地 : 長崎市松山町9-18
設 立 : 2003年10月
資本金 : 7億3,300万円
10月14日、同社は長崎地裁に破産手続開始を申請した。負債総額は約9億5,000万円が見込まれる。
■内装工事(山口)/(有)シルク
受注不振 事業停止 負債総額 現在精査中
代 表 : 服部 浩至
所在地 : 山口県下関市豊浦町大字川棚5340-3
設 立 : 1991年4月
資本金 : 300万円
年 商 : (07/4)約4,000万円
9月15日、同社は再度の決済不調に陥って事業を停止、事後処理を弁護士に一任した。担当は若松敏幸弁護士(若松法律事務所、下関市南部町2-7、電話:083-234-1436)。負債総額は現在精査中である。
■丸美破綻の影響
リゾート権被害者の悲痛な声 新聞報道から見えなかったもの
8月5日に民事再生法の適用を申請し、9月16日に再生手続の開始決定を受けた㈱丸美。福岡地区でトップクラスの知名度を誇っていたデベロッパーの破綻は、福岡地区だけでなく九州全域に大きな影響を生んだ。しかし、影響を受けたのは何も業界だけではない。個人債権者は「被害者」として、ぶつけようのない怒りを持ったまま苦悩の日々を送っている。数々の取材で常に聞かれた、債権者の悲痛な声。丸美の破綻が社会的にいかに深刻な問題を生んでいるのか。第二、第三の丸美を作らないためにも、ぜひ理解していただきたい。
○被害者の想い
○事態は消費者事件の様相
○高齢者の被害と「ロマネスク」ブランド
○丸美被害者の会設立
○救済への道
■シリーズ「不況を生き抜く地場企業」
「博多通りもん」の強さケタ違い ヒット商品に加えて戦略に活路
(株)明月堂
環境が厳しくなる菓子業界において、「一人勝ち」の評価を得ている㈱明月堂。今年3月には新工場を稼動させ、ますます勢いに乗る。ヒット商品「博多通りもん」に注目が集まるが、同社の強みはむしろ戦略にある。
○市場を変えたお化け商品
○通販見据えた地域密着戦略
○課題を客観的に見つめ向き合う
■企業研究
ゼロエミッションの徹底と社内組織の早急な見直しが必要
越智産業㈱と同業他社比較(2)
最近、住宅工事現場の施工会社や職方から、「越智産業は現場の残材処理を行なう場合に、未だ梱包も開いていない材料まで廃棄処分している」といった批判の声が聞かれるようになった。ゼネコンだけでなく住宅会社も資材メーカーと協力し合って建築現場からの廃材をいかに減らすかという課題に取り組んでいる。積水ハウスにしても大和ハウス工業にしても、すでに5年以上前に「ゼロエミッション」を達成している。越智産業の所業を見て、大手住宅メーカーから産廃処理のやり方に厳しく指導・訓練を受けてきた現場の職方たちから顰蹙を買っているのだ。
○企業価値を高めるには
○在庫ロスを減らすべし
○大市場・福岡都市圏で空洞化
■流通大競争時代
地方2番店は存続の危機 取引先からも選別
落日の百貨店(4)
九州百貨店業界では、来年前半だけで久留米井筒屋、三越鹿児島店が姿を消す。九州の地方店は福岡県を除き軒並み売上不振にあえいでいる。市場縮小と郊外型商業施設との競争激化で、1県2店どころか1県1店でも存立が難しくなる可能性がある。整理淘汰と再編は避けられない。
○遅きに失した鹿児島店閉鎖
○1都市2店は困難か
○アパレルから逆選別
■神鳥巽のビジネス最前線
モルスタに90億ドル出資 三菱UFJの野望
米国発の世界金融危機が邦銀に思わぬチャンスをもたらした。圧倒的な規模と高度な金融技術にまったく太刀打ちできないでいたが、先を走っていると思われた欧米の主要金融機関が相次いで転倒し、最後尾の邦銀が意図せず「周回遅れのトップランナー」となっている。その象徴が、三菱UFJフィナンシャル・グループによる米大手投資銀行モルガン・スタンレーへの9,000億円の大規模出資である。
○欧米流がかねてからの夢
○株価暴落で含み損一歩手前
○得したのはモルスタ?
■特別寄稿 CMC特別レポート
貧困と地雷被害の悲劇 とり残される村の姿
カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)代表 大谷 賢二 氏
井上さやかの子ども被害者追跡調査は続く。マノーラ君は2002年2月の第7次スタディツアーでエマージェンシーホスピタルに入院していた。当時6才で右手の指は吹き飛ばされ、身体中に不発弾の破片が食い込み顔や目にも大きな損傷を受けていた。そばに母親が付いていて、どうしてこんな目に遭ったのかを問うと、金属を集め売ったお金でアイスクリームを買ってあげると父親から言われ、一緒に地雷や不発弾も危険なものと知らずに集めたり触ったりしていたという。
○貧困による家庭崩壊
○日常的に起こる地雷事故
○放置されている地雷
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