上昇傾向にあった福岡市内のオフィスビル空室率(三鬼商事㈱福岡支店調べ)は、2008年7月に10.02%に達した。その後、新築ビルや既存ビルの空室解消が進んだことでオフィスビル空室率は8月(9.94%)、9月(9.72%)と落ち着いて推移してきた。しかし、すでに入居ゼロの物件が存在する今般のオフィスビル事情のなか、2008年10月から2009年8月までに延床面積51,529坪の新築オフィスビルの供給計画がある。特に、九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を見込んだ博多区の祇園町・冷泉町界隈と、九州一の繁華街を擁する中央区の天神・薬院界隈では、複数の大型開発が現在進行している。
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