(株)九電工(本社:福岡市南区、橋田紘一社長)は、5月13日に公表した業績予想を上方修正した。
2009年3月期第2四半期累計期間の業績予想について、連結および個別の売上高・営業利益・経常利益・四半期純利益が、前回発表予想(5月13日)を上回る見通しとなったため。
売上高の増加については、前事業年度末から繰り越した大型工事の完成引渡し時期の影響や当第2四半期累計期間に受注し完成引渡しを行った工事が増加したことによるものとしている。
また、利益面については、不動産・建設業界の信用収縮による不良債権の償却費が発生したものの、売上高の増加に加え、屋内線・空調管工事における収益改善の努力により、売上総利益が増加し、営業利益、経常利益、四半期純利益とも前回予想を上回る見込みとしている。
なお、2009年3月期通期の連結および個別業績予想については、景気後退に伴う民間設備投資の減退による工事量の減少や、世界的な金融・株式市場の混乱に伴う株式評価損の計上などが懸念されるが、現時点では前回発表予想から変更していない。
◇2009年3月期 第2四半期連結累計期間
連結業績予想数値の修正(2008年4月1日~2008年9月30日)
【売上高】
前回発表予想:980億円
今回修正予想:1,095億円
増減額:115億円
【営業利益】
前回発表予想:5億円
今回修正予想:21億3,000万円
増減額:16億3,000万円
【経常利益】
前回発表予想:12億円
今回修正予想:29億1,000万円
増減額:17億1,000万円
【当期純利益】
前回発表予想:5億円
今回修正予想:14億6,000万円
増減額:9億6,000万円
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