福岡県田川市の食品製造販売会社「ヤノフーズ(株)」が、商品の「つぶあん」や「こしあん」の原材料の表示を偽って販売した問題で、つぶあんに混入した原材料・天津小豆は北海道産との間に価格差で2倍の開きがあることが判明した。
ヤノフーズは「北海産小豆100%」と表示したつぶあん500グラムと1キロタイプに15%の天津小豆を混入させていた。全国の製餡業者が加盟し、ヤノフーズも加盟している日本製餡協同組合連合会(日餡連)によると、天津小豆と北海道産小豆では「最大2倍以上の価格差がある」という。
日餡連は「勉強会などで再三偽装防止の指導をしたにも関わらず、このような事態となって非常に残念。1社のために業界が非常に迷惑している」と痛恨の思いをにじませる。
製餡業界を見つめる消費者の視線が厳しいものとなっているのは事実であろう。
つづく