福岡市内のJリート(不動産投資信託)市場が、現在どのような状況になっているかご存じだろうか?
詳細なデータは近日中に弊社「I・B」誌に掲載予定だが、大まかには取得価格ベースで約1,800億円分、64件の物件(10月29日時点、売却分除く)を各投資法人が有しているようだ。なかでも住居が物件数ベースで約半数を占めている。
しかし昨今のオフィス事情を勘案すると、投資対象としてはオフィスと住居、どちらが優れているのだろうかという疑問が湧く。そこで、ある大手ゼネコンの社員に話を聞くと、「個人的にはオフィスの方だと思う。オフィスは法人、住居は個人相手だが、後者は退去時にいろいろと問題が起きる可能性が高いからだ」とのこと。
たしかに敷金返還や管理費の問題など、住居には何かと細かい金銭・隣人トラブルがつきもの。さらには供給過多とも言われている。ただ現状、福岡市内の新築オフィスは空室が多いのも事実。
どちらが優れていると思いますか?
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