昨年、丸美が販売した太陽光発電不動産ファンド「オネストワン」の一部で代金が承認した管理組合の臨時総会日より前に引き落とされていたことが判明。承認を得ず勝手に引き落とす詐欺的行為を行なっていた可能性が浮上している。
ロマネスク西新第2管理組合の議事録によると、臨時総会は07年5月11日14時半より開催されたことになっている。40人の組合員のうち21通の委任状と12通の議決権行使書により過半数32通が賛成したとして800万円の運用を行なうことが決定した。ところが同組合の預金通帳800万円が引き出されたのは同年4月24日のことである。
承認を得る2週間以上前に引き出されていたことになる。同物件は投資型でこの時点では理事長の業務を丸美が代行するいわゆる管理者物件である。組合員は委任状などを提出したものの実際の出席者は一人もいなかった。仮に委任状や議決権行使書が本物だとしても、引き出された時点では承認がなかったことになる。
被害発覚後新たに同組合理事長に就任した清瀧氏は「オーナー同士の横の連絡がないことを利用した悪質なケース」と憤る。同組合は既報の通り被害者の会の立ち上げを予定。「丸美に言い逃れさせないために、多くの実例を浮き上がらせたい」としており、他の被害者との連携を模索している。
丸美被害者の会福岡 立ち上げについての問い合わせ先
(株)キューテック 清瀧 092-737-6363
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