先日、ある大手ゼネコンの社員に、大型開発案件の場合はどのようにして取引先を選別しているのか聞いてみた。すると、「ほとんどが上場企業の大手デベロッパーさんだが、それでもこの経済環境のなか、何を指標にしてお付き合いしていいのか分からなくなっているのは確か。信用できるのは、上場維持できる能力があるかどうかくらいではないか」ということだった。
建設・不動産業界は依然として厳しい状況が続いており、突然融資が打ち切られることもしばしば。上場企業同士の取引といえども、安穏とできる世界では無くなった。
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