民主党福岡県連の助信幹事長は、弊社の単独インタビューに応じ、次のように語った。
「麻生首相が30日に発表した経済対策は選挙目当てだ。民主党は徹底した審議を行なっていくだろう」と語り、衆院の解散・総選挙については、「09年度予算案審議で行き詰まり、苦し紛れに1月解散に打って出るかもしれない」との見通しを示した。
そして「今回の経済対策は、国民目線ではなく選挙目線だ。多くのエコノミストが指摘しているように効果は期待できない。高速道路料金にしても民主党の2番煎じ。高額所得者への給付金支給にも疑問の声が多い」と抜本的な対策にはならないと指摘。
さらに「民主党は国民目線で、妥協せずに国会でやっていく。集中審議していけば矛盾がドンドンでてくる。3分の2条項で強行突破しか道はなく、国会は混乱を極めるだろう。総理が解散に踏み切れないのは、敗北を前提にした政界再編の見通しがないからだろう。総理のやり方に自民党内から批判も出てきているし、いずれ見透かされる。任期満了まで政権は持たず、苦しい政権運営になる。民主党は、総選挙態勢を継続・強化していく」と語った。
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