6日午後、衆院予算委員会の論戦を通じて、驚きの答弁が飛び出した。民主党・長妻昭議員の質問に対する厚労省官房長の答弁がそれ。各省庁に民主党の資料請求があった場合、事前に「自民国対」に資料を提示するという事実上の検閲を申し入れていた問題で、同官房長はマスコミからの資料提供についても、ケースによっては事前に自民国対に提示することを明言した。
国民の知る権利を阻害しかねない「事前検閲」について、麻生首相は自民党総裁としてなんの問題もないとの姿勢を示した。検閲国家がどのような道をたどるか、歴史がそれを証明しているはずだが、自民党はそれさえ忘れたということか・・・。