次期衆院選挙の福岡7区で、前八女市長の野田国義氏の挑戦を受けることになった古賀誠氏の陣営が「マスコミの取材には対応しない」と明言し、波紋が広がっている。
地元テレビ局の選挙特集でも選対幹部が同様の発言をするところが報じられ、一騎打ちとなった同選挙区のニュースを「平等に」報道しようとする報道各社は対応に苦慮しているという。
さらに、古賀陣営からはマスコミに対し「野田氏の報道を少なくすればいい」といった逆提案もあったとされ、相手陣営の政治活動を阻害するものとの批判も上がっている。
自陣営がマスコミを拒絶するのは自由だが、相手候補のことにまで口出しするのは筋違いである。もちろん、派閥の領袖であり、選対委員長でもある大物・古賀氏がこうした動きを把握していたかは分からないが、政略ではなく、政策を掲げた対決をしてもらいたい。